コロナの影響はカンボジアにも。
皆さま、日本各地、いえ世界各国で新型コロナウイルスが
猛威を奮っていますが、いかがお過ごしでしょうか。
これほどまでの影響は、
最初は誰にも想像できませんでした。
世界中の地域で
ありとあらゆる業種の人たちが
様々な側面で追い詰められてしまっています。
他の国の対応の早さや内容の充実感、
リーダーによる明確な発言などを見て
日本に対して落胆の色を隠せない、
あるいは怒りが抑えるのが精一杯といった方も
少なくないかと思います。
こんな時も、私はカンボジアについてお伝えしたいのですが、
カンボジアは知っての通り
ASEANでも末っ子的な存在の、経済規模の小さな国。
30年ほど前まで内戦をしていて、
先進国と比べて、存在感や発信力が強いということは決してない
アジアの小国の一つです。
そんな国のリーダーであるフン・セン首相と官僚の皆さんは
疾病対策に充てるため、
自身の7ヶ月分の給与を寄付するそうです。
首相と官僚だけでなく、
何人もの大臣の皆さんもそれに追随する同旨の声明を出しているそうで
いやはや、なんとも。。。
なんだか、言葉を失ってしまいます。
うちの国の人は、マスク2枚配るために
200億円を使うって言うじゃありませんか。
はっはっはっはっは。。。。
もともと、カンボジアの2020年の経済成長率は
7%を維持すると見込まれていたのですが、
この影響によって、2.5%にまで減速すると見られています。
観光、建設といった、現代のカンボジアを支えている業界が
大打撃を受けているので、これは仕方がないと思うのですが、
それでも、景気の落ち込みへの対策として
最大20億ドルを用意すると発表していますからね!
ちゃんと、対策するからね!と打ち出してくれて、
自分たちの身も削ってくれるあたり、
独裁者と言われているフン・セン首相にも好意的な眼差しが向けられそう。
こういう時ほど、その国や国民や、政府の資質が顕著になります。
日本が世界からどう思われているのかは心配ですが、
カンボジアは世界からの評価を上げ、
落ち着きを取り戻した時には、
投資や進出が相次ぐことを期待しましょう!
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